フィラリア予防

当院のフィラリア予防の特長

OUR HEARTWORM PREVENTION FEATURES

🔬

安全な検査開始

血液検査を行いフィラリア感染がないことを確認してから安全に投薬を開始します。

💊

安全な投薬開始

錠剤・チュアブル・スポットタイプなど複数の予防薬を取り扱い、最適なものをご提案します。

🎯

オールインワン対応

ノミ・マダニ予防と同時に行えるオールインワンタイプの薬もご用意しています。

🐱

猫の予防も対応

猫のフィラリア予防にも対応し、犬・猫両方の健康をサポートします。

🌟 個別最適化アプローチ

ご家族と犬猫のライフスタイルや体質に合わせて、最適な予防方法をご提案しています。
一頭一頭に合わせたオーダーメイドの予防プランで、確実で負担の少ない予防を実現します。

フィラリア症について

ABOUT HEARTWORM DISEASE

病態・症状・診断・治療

🦠 病態

フィラリア症は、蚊に刺されることでフィラリアの幼虫が体内に侵入し、最終的に心臓や肺動脈に成虫が寄生する病気です。成虫は体長20〜30cmにもなり、心臓に大きな負担をかけます。

🩺 症状

初期は無症状のこともありますが、進行すると以下の症状が見られます:

  • 咳をする
  • 運動を嫌がる(運動不耐性)
  • 体重が減る
  • お腹が膨れる(腹水)
  • 呼吸困難や失神

🔬 診断

血液検査でフィラリア抗原やミクロフィラリア(幼虫)の有無を確認します。心エコー検査を行うことで、心臓や肺動脈への影響や感染の有無を評価します。

⚕️ 治療

成虫が寄生してしまった場合の治療は非常に難しく、治療のリスクも高いです。外科手術で成虫を取り除く方法や、成虫駆除薬を用いた治療が行われることもありますが、予防に比べて動物への負担は大きくなります。

⚠️ 重要な事実

重症例では急性死を引き起こすこともあります。
予防をしていれば殆ど100%防げる病気ですが、発症してしまった場合は心不全や肺高血圧などを併発し、予後は不良となることが多いです。

予防薬と予防時期

MEDICATION TYPES & PREVENTION PERIOD

🏥 予防薬の種類

🍖

チュアブル

💊

錠剤

💧

スポット剤

💉

1年間有効な注射

📅 当院では通年予防(年間予防)を推奨しています

一般的には4月〜12月ですが、地域や生活環境によってはリスクが続く場合があります。

年間予防を推奨する理由

🌡️ 温暖化の影響

蚊の発生時期が年々長くなっているため

💉 検査負担軽減

4月の飲み始め時期に血液検査が必要なくなり、注射で痛い思いをする回数が減るため

🛡️ 確実な予防

投薬忘れによる感染リスクをなくせるため

🎯 総合予防

オールインワン薬でノミ・マダニと同時予防する場合、年間投与が最も確実で安全な方法だから

よくある質問

FREQUENTLY ASKED QUESTIONS

Q1

室内飼いでもフィラリア予防は必要ですか?

+
はい、必要です。完全室内飼育であっても、蚊は窓やドアの隙間から容易に侵入します。実際に室内飼いの犬猫でも感染例があります。蚊が媒介するため、屋外飼育はもちろん、完全室内飼育であっても感染のリスクがあります。
Q2

予防薬はいつから始めればいいですか?

+
地域によりますが、多くの地域では4月頃から開始し、蚊がいなくなった1か月後(12月頃)まで続ける必要があります。開始前には血液検査で感染の有無を確認します。当院では通年予防を推奨しています。
Q3

1回忘れてしまった場合はどうなりますか?

+
1回の飲み忘れでも感染する可能性があります。その場合はできるだけ早めにご相談ください。時期や状況に応じて、追加検査や特別な対応が必要になることがあります。
Q4

猫も予防が必要ですか?

+
はい、必要です。猫もフィラリアに感染します。犬より寄生する虫の数は少ないことが多いですが、少数の寄生でも重篤な症状を引き起こすことがありますので、予防は推奨されます。

🩺 フィラリア予防の開始について

フィラリア予防を開始する前に、必ず血液検査でフィラリア感染がないことを確認いたします。
ライフスタイルや体質に合わせた最適な予防薬をご提案し、安全で確実な予防を実施いたします。
予防薬の種類や投与スケジュールなど、詳細についてはお気軽にご相談ください。

⚠️ 予防開始時の注意事項

・予防開始前の血液検査は必須です
・毎月決まった日に投与することが重要です
・投薬忘れがないよう当院からお知らせいたします
・体調不良時は投薬前にご相談ください