ノミ・マダニ予防

ノミ・マダニとは

ABOUT FLEA & TICK

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ノミについて

ノミは昆虫の一種で、犬や猫の体表に寄生し、吸血する生き物です。気温が13度を超える春から秋にかけて活発に活動するようになり、吸血された犬や猫は体を痒がったり、皮膚に赤い点々ができたりと、主に皮膚に対する症状が表れます。


ノミは1日に20〜50個もの卵を産み、約2〜3週間で成虫になります。そのため、一度発生すると急激に数が増え、駆除が困難になります。また、ノミアレルギー性皮膚炎や条虫(サナダムシ)の感染源にもなります。

ノミの画像

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マダニについて

マダニは8本足を持つクモなどに近い動物で、森や草むらに生息しています。ノミ同様犬や猫の体表に寄生し、吸血します。マダニに吸血されることで、貧血や皮膚炎を起こします。


特に問題となるのは、マダニが媒介する感染症です。人間にも感染するライム病や日本紅斑熱、そして近年注目されているSFTS(重症熱性血小板減少症候群)などがあります。SFTSは様々な症状が現れ、最悪の場合死に至ることもある危険な感染症です。

マダニの画像

ノミ・マダニによる健康被害

HEALTH RISKS

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ノミによる健康被害

  • ノミアレルギー性皮膚炎
  • 瓜実条虫(サナダムシ)の寄生
  • ノミ刺咬症
  • 貧血(大量寄生時)
  • ヘモバルトネラ症
  • 皮膚の掻きこわしによる二次感染

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マダニによる健康被害

  • SFTS(重症熱性血小板減少症候群)
    ※犬・猫・人共通
  • 犬バベシア感染症
  • 猫ヘモバルトネラ症
  • ライム病(人畜共通)
  • 日本紅斑熱(人畜共通)
  • 貧血・皮膚炎

⚠️ 特に注意が必要なSFTS

SFTS(重症熱性血小板減少症候群)は2013年に日本で初めて確認された新しい感染症です。発熱、消化器症状、頭痛、筋肉痛、神経症状などが現れ、重篤な場合は死に至ることもあります。現在のところ有効な治療薬やワクチンがないため、予防が最も重要です。

当院の予防薬について

PREVENTION MEDICINE

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チュアブルタイプ
(お肉タイプ)

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錠剤タイプ
(お薬タイプ)

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スポットタイプ
(滴下タイプ)

当院では、チュアブルタイプ、錠剤タイプ、スポットタイプなど、様々なタイプの予防薬をご用意しております。
予防薬によって、効果の範囲や持続期間が異なりますので、それぞれの動物に合ったお薬をご提案させていただきます。

ネクスガード
犬用
ネクスガード

チュアブルタイプのノミ・マダニ予防薬です。ビーフ味がついており、サイズ・味ともに食べやすくなっております。こちらの予防薬では、ノミ・マダニのみの予防となりますので、フィラリアも予防したい場合はフィラリア予防薬との併用となります。

ネクスガードスペクトラ
犬用
ネクスガードスペクトラ

チュアブルタイプのフィラリア、ノミ・マダニをこれ一つで予防できるオールインワンタイプの予防薬になります。ビーフ味がついており、サイズ・味ともに食べやすくなっております。また、フィラリア、ノミ・マダニ以外にも内部寄生虫も予防可能です。

ブラペクト
犬用
ブラペクト

チュアブルタイプのノミ・マダニ予防薬です。美味しく嗜好性が高いため、錠剤タイプが苦手な子にとってもストレスフリーなほか、3カ月に一回の投与で予防可能なため、毎月投与するのが大変という方におすすめです。

フロントラインプラス
犬用
フロントラインプラス

スポットタイプのノミ・マダニ予防薬です。チュアブルタイプや錠剤が苦手な子に対して効果的な予防薬です。従来のフロントラインと同様に、ノミ・マダニの成虫の駆除が可能であることに加え、ノミの卵の孵化や発育まで阻止することが可能です。

レボリューションプラス
猫用
レボリューションプラス

スポットタイプの猫用ノミ・マダニ予防薬です。ノミ、耳ダニに加えてレボリューションでは駆除ができないマダニや鉤虫の予防も可能なため、幅広く予防をしたいといった方におすすめです。

ネクスガード キャットコンボ
猫用
ネクスガード キャットコンボ

スポットタイプの猫用ノミ・マダニ予防薬です。フィラリア、ノミ・マダニに加え、複数の内部寄生虫の駆除・予防が可能であり、最も多くの寄生虫に効果的な予防薬です。

料金・ご予約について

PRICE & RESERVATION

ノミ・マダニ予防薬の処方には診察が必要です。
お薬の種類や体重によって料金が異なりますので、詳細はお気軽にお問い合わせください。
初回は必ず診察をお受けいただき、ペットの状態を確認させていただいた上で最適な予防薬をご提案いたします。

📅 予防期間の目安

通年予防がおすすめです
ノミは気温13℃以上で活動を始めるため、春から秋にかけて特に注意が必要です。
マダニは年間を通して活動するため、通年での予防をお勧めしています。
室内飼いの場合も、飼い主様が外から持ち込むリスクがありますので、定期的な予防が大切です。