MENU
  • 診療科
    • 歯科治療
    • 予防歯科
    • 皮膚
    • 消化器
    • 循環器科
    • 避妊去勢
    • 健康診断
    • フィラリア予防
    • ノミ・マダニ予防
    • ワクチン
  • 当院の特徴&院内紹介
    • スタッフ紹介
    • 料金表
  • ブログ
  • ご予約はこちら
  • Instagram
  • お問い合わせ
サークルで、どうぶつも家族もみんな笑顔に
サークルどうぶつ病院五条
  • 診療科
    • 歯科治療
    • 予防歯科
    • 皮膚
    • 消化器
    • 循環器科
    • 避妊去勢
    • 健康診断
    • フィラリア予防
    • ノミ・マダニ予防
    • ワクチン
  • 当院の特徴&院内紹介
    • スタッフ紹介
    • 料金表
  • ブログ
  • ご予約はこちら
  • Instagram
  • お問い合わせ
  1. ホーム
  2. 病気と治療
  3. 猫の歯肉口内炎(FCGS)を深く知る:原因、病態、見逃してはいけない似た病気

猫の歯肉口内炎(FCGS)を深く知る:原因、病態、見逃してはいけない似た病気

2026 3/11
病気と治療
2026年3月11日

「あくびを途中でやめてしまう」「口の周りを触られるのを極端に嫌がる」……。

猫の歯肉口内炎(FCGS)は、単なる口の汚れではなく、猫のQOL(生活の質)を著しく低下させる非常に厄介な病気です。

この病気の分かっていることと、動物病院で行われる検査の意味について詳しく解説します。


1. なぜ発症するのか? — ウイルスと免疫の複雑な関係

現在、この病気の「たった一つの明確な原因」は特定されていません。しかし、「口腔内の環境(ウイルス・細菌)」と「猫自身の免疫システムのバランス」が崩れることで発症すると考えられています。

ウイルスたちの関与

特に注目されているのが猫カリシウイルス(FCV)です。

  • 驚きの検出率: 歯肉口内炎を患う猫の口腔内からは、63%〜96%という非常に高い確率でFCVが検出されます。
  • 混合感染の恐怖: FCV単独では重症化しにくいものの、猫免疫不全ウイルス(FIV)や猫白血病ウイルス(FeLV)と同時に感染していると、症状は一気に重篤化します。
  • 繰り返す感染: FCVは一度かかると生涯にわたって反復感染が生じやすく、ワクチン接種の有無が発症に影響を与えている可能性も示唆されています。

細菌と「バイオフィルム」

お口の中の細菌(歯垢・歯石)も大きな要因です。

  • 特定の細菌の増加: 罹患猫では「Pasturella Multocida(パステレラ・ムルトシダ)」という菌が著しく多いという報告があります。
  • バルトネラの謎: 猫ひっかき病の原因菌(バルトネラ)の関与も疑われていますが、残念ながらこの菌を除去しただけでは口内炎は治りません。

2. 血液検査の結果から読み取れること

病院で血液検査をした際、数値に一喜一憂する飼い主さんも多いはずです。歯肉口内炎の猫には、特徴的な変化が現れます。

項目変化理由
総白血球数 / 好中球増加体が炎症や細菌感染と激しく戦っている証拠です。
γ(ガンマ)-グロブリン著しい増加「多クローン性ガンマブリン血症」と呼ばれ、免疫システムが常にフル稼働して抗体を作り続けている状態です。
アルブミン減少グロブリンが増えすぎたため、肝臓がバランスを取ろうとして産生を抑えたり、痛みによる栄養不足が原因で減少します。
BUN / クレアチニン増加(一部)激しい炎症が全身に波及したり、水分摂取不足による腎臓への負荷が考えられます。

3. 「口内炎」に似た別の恐ろしい病気

「口が赤い=口内炎」と決めつけるのは危険です。以下の病気との識別が非常に重要になります。

  • 口腔内の悪性腫瘍: 特に「扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)」は、歯肉が盛り上がったり潰瘍ができたりと、口内炎と見た目がそっくりです。もし組織の増殖が激しい場合は、組織検査(バイオプシー)が必要になることもあります。
  • 全身疾患のサイン: 慢性腎臓病による「尿毒症」や、糖尿病、食物アレルギーが原因で口の粘膜に炎症が出ているケースもあります。これらは元となる病気を叩かない限り、口の痛みは消えません。

4. フードの形と「歯垢」の付着

意外なデータとして、ウェットフードを主食とする猫に発症が多い傾向があります。

これはウェットフード自体が悪いわけではなく、ドライフードに比べて「噛むことによる自浄作用(歯をこする効果)」が期待できず、歯垢や歯石が蓄積しやすいことが関係していると考えられています。

お口に痛みがあるときは柔らかい食事が助けになりますが、その分、歯垢が溜まりやすくなるというジレンマがあるのです。


目次

最後に:飼い主さんにできること

猫の歯肉口内炎は、一度の注射や飲み薬でパッと治る病気ではありません。しかし、研究によって「何が起きているのか」は少しずつ明らかになっています。

  • 早期発見: 食べこぼしや、よだれ、口をクチャクチャさせる仕草を見逃さない。
  • 全身ケア: 口だけでなく、腎臓や肝臓の数値も含めて全身を管理する。
  • 環境改善: ストレスを減らし、免疫力を維持する。

猫ちゃんの痛みを取り除き、再び美味しそうにゴハンを食べる姿を取り戻すために、まずは今の状態を正しく知ることから始めてみませんか。

病気と治療
  • 愛犬の「食べる喜び」を一生守るために―予防歯科の重要性
  • 「お水を飲む量が増えた?」は病気のサインかも。犬猫の多飲多尿について解説

この記事を書いた人

スタッフサークルのアバター スタッフサークル

関連記事

  • 犬の膿皮症が治らない・繰り返すのはなぜ?最新の治療とスキンケアを解説
    2026年6月23日
  • 吸収病巣のレントゲン
    【若くても要注意】猫の歯が溶ける「吸収病巣」とは?痛みや症状、治療方法を詳しく紹介
    2026年4月16日
  • 【獣医師が解説】犬の心臓血管肉腫:早期発見のために知っておきたいこと
    2026年3月18日
  • 「お水を飲む量が増えた?」は病気のサインかも。犬猫の多飲多尿について解説
    2026年3月17日
  • 乳歯遺残が引き起こすリスクと抜歯の重要性
    2026年3月9日
  • アレルギー検査(IgE検査)って意味があるの?
    2026年3月5日
  • 犬のアトピー新薬『ゼンレリア』は何が違う?実際に使用してみて
    2026年3月4日
  • 【獣医師解説】マダニが運ぶ恐怖の寄生虫「バベシア症」とは?
    2026年3月3日
カテゴリー
  • お知らせ
  • 健康と予防
  • 家庭でのケア
  • 猫と犬の暮らし
  • 病気と治療
  • 病院のこと
  • 私たちの想い
アーカイブ
  • 2026年10月
  • 2026年9月
  • 2026年7月
  • 2026年6月
  • 2026年5月
  • 2026年4月
  • 2026年3月
  • 2026年2月
  • 2026年1月
  • 2025年12月
  • 2025年11月
🏥

基本情報

INFORMATION

病院案内 →
診療時間
午前 / 9:00 - 12:00
午後 / 15:00 - 18:00
休診日 / 土(祝日不定休)
水曜日午後はオペ対応日もあり
住所
〒600-8028
京都市下京区植松町725-3 片岡ビル1F
電話
075-606-4771
診療対象
犬 / 猫
各種
クレジット
カード
VISA / Master / JCB 等各種対応
サークルどうぶつ病院五条 — ご予約
サークルどうぶつ病院五条 サークルで、どうぶつも家族もみんな笑顔に

ご予約・お問い合わせはこちら

お電話 075-606-4771
住所 〒600-8028
京都市下京区植松町725-3 片岡ビル1F 病院入口は河原町側です
オンライン予約
ONLINE RESERVATION

診療時間

午前

9:00 — 12:00

午後

15:00 — 18:00

日 月 火 水 木 金 土
AM  9:00 – 12:00
○ ○ ○ ○ ○ ○ ×
PM 15:00 – 18:00
○ ○ ○ × ○ ○ ×
祝日
△ 不定休(受診前にお電話でご確認ください)
○ 診療あり
× 休診
△ 祝日不定休

・水曜午後は休診(オペ対応日もあり)
・土曜は休診です。
・祝日は不定休です。受診前にお電話にてご確認ください。
プライバシーポリシー

サークルどうぶつ病院五条の外観

©サークルどうぶつ病院五条 All Rights Reserved.

PAGETOP

© サークルどうぶつ病院五条.

目次
トップへ戻る
診察を希望の方はこちらから
診察を希望の方はこちらから